フォルクスワーゲンパサートの左サイドを元通りの深いブルーに仕上げさせていただきました

フォルクスワーゲンパサートにお乗りのお客様から、塗装をご依頼いただきました。パサートといえば、日本で手に入るフォルクスワーゲンの中でも最上級クラスのお車ですね。お客様も、車に対してかなりコダワリをお持ちでした。
今回はお車の左側フロントドア・バックドアおよびクォーターパネルについて、ところどころ色剥げが出来てしまったとのことで、これら3点のパーツを丸々塗装し直させていただきました。写真で指差しているあたりに色剥げがあるのですが、ちょっと分かりづらいかもしれません。しかしこれくらい分かりにくいものでも、だからこそ、コダワリがある方からすればキレイにしたいと思うのが当然だと思います。

さて、次は塗装完了時点の姿です。元のボディが持っていた高級感あふれるブルーの色合いを、ピカピカに塗りなおしました。塗りたてということもありますが、塗装場内の照明の反射具合も、いい仕事をさせていただけたと思えるものです。

■車の豆知識　フォルクスワーゲンパサートとは？「貿易風」を意味する名の通り颯爽と走れるお車
パサートはフォルクスワーゲンの中型セダンおよびステーションワゴンです。1960年代後半、フォルクスワーゲンは未だに主力がビートルという停滞状態にあり、その状況を脱するために開発されたのがパサートです。パサートとは貿易風を意味する言葉で、このネーミングから派生する形でゴルフのネーミングも行われました。ちなみにゴルフは「メキシコ湾流」を意味します。
初代はゴルフ同様に経済性の高いディーゼルモデルが人気を博し、フォルクスワーゲンの人気車種にイッキに躍り出ました。そして発売から7年経った１９８０年に２代目が登場し、これもまた日本においてはゴルフと同じ価格帯で人気を得て、現在まで人気が続き、今では７代目が活躍しています。
７代目は最新のＥＳＰや８エアバック、そして居眠り運転を予防する「ドライバー披露検知システム」など安全装備が充実してるほか、「平成17年度基準排出ガス７５％低減レベル（☆☆☆☆）」と「平成２２年度燃費基準＋２５％」を同時達成する低燃費性がウケて大人気の車種になっています。
伝統と先進性を併せ持った大人のお車ですね！